手術方式のご案内

下肢静脈瘤の主な治療法には、保存療法(圧迫療法)、硬化療法、手術療法があります。

保存療法

生活習慣の改善、弾性ストッキングの使用など手術を必要としない治療法のことです。

日常生活では長時間の連続した立ち仕事、座ったままの仕事は避け、仕事中は1時間に5~10分間は足を心臓より高くして休憩するか、足首を曲げ伸ばししたり、歩きまわったりすることにより進行を遅らせます。また、寝るときには座布団などを使用して足を高くして休むことにより静脈の逆流を防ぎます。

立ち仕事や外出の時には医療用の弾性ストッキングを履いて圧迫療法を行います。圧迫することにより、表在の静脈の逆流を防止します。ただし、圧迫している間は足に血液が貯まるのを防ぎますが、外すと元に戻りますので、静脈瘤の根本的な治療にはなりません。

保存的治療とは基本的にはこれ以上進行しないように予防するのが目的です。

硬化療法

静脈瘤に直接細い針を刺して静脈瘤内に泡状にした硬化剤を注射し圧迫します。硬化剤が血管の内側に付き、糊のように接着します。接着し固まった血管は時間とともに吸収されて消失するという治療法です。
外来で簡単に行うことができますが、ある程度進んだ静脈瘤には効果が少なく再発してしまうという欠点があります。そのため、手術後に残ってしまった静脈瘤を治療する場合や、手術治療の適応にならない細く蛇行している静脈瘤の治療に対し行います。

手術療法

TLA麻酔について

当院では全ての静脈瘤治療を日帰りで行います。その際に重要な役割をするのがTLA麻酔です。TLA麻酔とはtumescent local anesthesiaの略ですが、tumescentとは膨れたという意味です。
通常よりも薄い局所麻酔液を大量に使用することによって、皮膚を膨化させて神経障害を起きにくくさせたり、止血効果をもたらしたり、壊れた静脈を除去しやすくさせたりします。もともとは脂肪吸引手術で利用されていました。

ストリッピング手術

これまでの標準的な手術です。弁が壊れて逆流を起こした血管(伏在静脈)をその根本(深部静脈から分岐する足の付け根や膝の裏)で縛って切り、ストリッパーというワイヤーを使用し抜去してしまう手術です。これまでの麻酔方法ですと3日から1週間の入院が必要したが、TLA麻酔という麻酔方法が普及し、日帰りで行うことが可能となりました。
最近では保険の血管内レーザー治療の普及で少しずつ押されてきていますが、レーザーの適応にならない静脈瘤の方では根治的な治療はストリッピングになるため、まだまだ重要な役割を果たしています。

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血管内レーザー焼灼術

壊れた血管の中にファイバーを挿入し、血管の内側をレーザーで焼いて血管を閉塞させ、逆流をストップさせるという手術です。こちらもTLA麻酔で日帰りで行えます。一部の機種で保険適応となってから、急速に治療法が普及しています。
これまでのストリッピング治療と比べると、針穴ひとつで本幹の治療が可能で血液をサラサラにするお薬を内服していても施行可能というメリットがあります。

高位結紮術

静脈瘤の日帰り治療の代表的なものとしてこれまで行われてきました。逆流のある伏在静脈を根本で縛って切るというものですが、再発が多く当院では基本的に行っていません。

瘤切除術

伏在静脈の本幹はストリッピングやレーザー治療で可能ですが、ぼこぼこした本幹の枝の治療にはストリッピングやレーザー治療と同時にこの方法を行います。我々はスタブ・アバルジョン(stab avulsion)という方法を行っており、1~3mm程度の傷を数カ所つけ、特殊な器具を使用し、ぼこぼこした静脈を取り去ります。傷は1年ほどすると少し色素沈着を残す程度か、殆ど目立たなくなります。

所在地

〒464-0850
名古屋市千種区今池5-1-5
名古屋センタープラザビル10F
Tel: 052-744-1233
Fax: 052-744-1255

診察時間

平 日
外来: 8:45-17:00(月・水
手術: 8:45-17:00(月・水
エコー検査: 8:45-17:00(月・水
※祝日はお休みになります。

名古屋血管外科クリニック

〒464-0850
名古屋市千種区今池5-1-5 名古屋センタープラザビル10F
Tel : 052-744-1233
Fax : 052-744-1255